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こんにちは、らーだです。臨床検査技師の知識等まとめです。

酵素分析法 【ミカエリスメンテンの式、ラインウィーバー・バークの式】

ミカエリス・メンテンの式とランクウィーバー・バーグの式

ミカエリス・メンテンの式とは、基質濃度と酵素反応速度の関係を表した式のことです。

その逆数をとって変形したものがランクウィーバー・バークの式です。

 

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国試に出るポイント

<終点分析法とKm値>

  • Kmが小さい酵素を使う
  • Vmaxが大きい酵素を使う
  • 試薬中の酵素量を増加させ、見かけ上のVmaxを大きくする。
  • 試薬量に対する血清量の割合を低下させ、反応溶液中の[S]を低下させる

 

<初速度分析法>

  • Kmの大きい酵素を使う

 

国際単位とSI単位

<国際単位>

「試料1L中に温度30℃で1分間に1µmolの基質量を変化させる」

   ➡mU/ml

 

<SI単位>

「1秒間に1molを変化させる」

 ➡1カタール = 6×10^7 U